快適にお過ごしいただけるようにお手入れの仕方をご紹介します。
まず始めに、畳の下のホコリを取り除く必要があります。
畳の下にあるホコリの中にもダニがたくさんいるので、ホコリを取らなければダニが再び繁殖してしまうからです。取り外した畳は、日当たりと風通しのよい場所で乾燥させましょう。
しっかりと畳をきれいにしたいなら、黒いナイロン袋に入れて天日干しを行うとダニをやっつける事ができます。
しかし、掃除のためとはいえ日光に当てすぎると、日焼けや変色が起きることもあるので日差しが強い日は注意が必要です。日当たりの良い場所が無い場合は、畳の下を掃除した後に、空のペットボトルを挟み込んで風通しを良くして乾燥させます。
畳の乾燥はダニだけでなくカビにも効果的です。
次に畳に残ったダニや死骸、フン等の除去に移ります。
ここで役に立ってくれるのは掃除機です。畳の目にそって丁寧に掃除機をかけていきます。
掃除機での掃除の目安として、1帖あたり30秒以上と言われています。掃除機での吸引が終わった後、雑巾を熱いお湯で濡らし、固く絞って表面を拭き取ります。
この時、しっかりと水気を取るようにして下さい。水気を取らないと、畳の光沢がなくなったり、黒ずむことがあるからです。 固く絞った濡れ雑巾で拭いた後に、乾いた雑巾で拭くのがよいでしょう。元の状態に戻す前に、畳の下に乾燥シートや防虫シートを敷き込んで置くと、今後のダニの繁殖を抑える事ができます。
現在の高気密な住宅では、畳はダニにとって理想的な繁殖環境になる事があります。小まめに掃除と乾燥を繰り返し、ダニの繁殖を抑える事が必要です。
牛乳を湿らせて拭き取るか、レモンで湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めたもので拭きます
しみこまないように小麦粉やベビーパウダーなどをすぐにふりかけ、水分を吸い取らせます。その後粗塩をふりかけ、叩いて畳の目からパウダーを浮き出させ、掃除機をかけます。
乾いた雑巾にクリームクレンザーを少しつけ拭き取ります。
マニキュアの除光液で拭き取ります。
塩、小麦粉、パウダーのいずれかをすぐにふりかけ、水分を充分に吸い取らせて掃除機をかけます。その後お湯で濡らした雑巾を固く絞り、よく拭いて、さらに乾拭きしてよく乾かします。灯油をこぼした場合もこの方法でOKです。
シンナーがペンジンで拭き取ります。畳の目に詰まっているときは、布の上からアイロンを当てて浮かして取り除きます。
畳表は3~5年たつと焼けや痛みが出てきます。畳表をはがしひっくり返して縫います。畳縁新しく付け替えます。(変形の畳や激しく痛んだ畳は表替えになります。)
7~10年ぐらいで替えるのが目安。焼け方が濃い場合や痛みが激しい場合に張り替えます。畳表をはがして、新しい畳表・畳縁で縫い付けます。
大きな隙間、表面が凸凹、弾力がなくなってきたら畳床も含めて変えましょう。目安は15年~20年位になります。